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今や世界からも認められ、求められるようになったチューリップの広島針。
しかしチューリップも始まりは小さな工場で作られた1本の針だった。
男たちはそんな小さな針に愛情を注ぎいつしか
「曲がりにくく、よくしなる最高の布通り」と噂されるようになった。
現代ではその高品質な針づくりは
電子製品に欠かせない技術へと変化していく。
小さな一本の針の技術は
いつしか世界中から認めれるブランドとなった。
これは、そんなチューリップブランドを
1本の糸のように紡ぎあげていった
男たちの物語。
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今や世界からも認められ、求められるようになったチューリップの広島針。
しかしチューリップも始まりは小さな工場で作られた1本の針だった。
男たちはそんな小さな針に愛情を注ぎいつしか
「曲がりにくく、よくしなる最高の布通り」と噂されるようになった。
現代ではその高品質な針づくりは
電子製品に欠かせない技術へと変化していく。
小さな一本の針の技術は
いつしか世界中から認めれるブランドとなった。
これは、そんなチューリップブランドを
1本の糸のように紡ぎあげていった
男たちの物語。
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Story‐来歴‐
海外営業として50ヶ国以上の市場を歴任。世界中の展示会や卸業者に直接出向き、新規の販売先の開拓やリピート販促活動を行ってきた。世界に広島針の良さを広め、チューリップブランドの海外展開に貢献。現在は先進国のみならず、グローバルサウス等の今後の発展が見込まれる国々にチューリップブランドを展開。
Interview‐インタビュー‐
Q どのような国で活躍されていますか?
A アメリカ、韓国、中国、トルコ、ドイツ、東南アジア等様々な国に訪問します。最近ではグローバルサウスの国々に訪れることも増えてきました。
Q やはり現地に赴くことで新しい発見があったりするのでしょうか?
A そうですね。例えば、外国人の方は手が大きいので、日本とは針の大きさのニーズが違ったりします。また、流行っているものや、使っている道具も日本とは違うことも多々あります。卸業者から、手芸の先生までお話を聞きにいって考えていくと、ピッタリ需要と合う製品の開発につながることもあります。ユーザーの視点で見るのが大切ですね。
Q やりがいや働いていて嬉しかったことを教えてください
A 世界のマーケットを開拓していくのはやりがいがあります。今までチューリップブランドのなかった国でブランドが広がっていくのを見たり、チューリップ製品を使って、お客様がいままでより手芸を楽しんでいただけているのを見ると嬉しい気持ちになります。広島も好きなので広島針が世界に広がって行く事も嬉しいですね!
Q 大変なことについても教えてください
A ブランドの価値を理解していただくのが大変です。各国の卸業者によっては、売れればいいと考えている会社もあります。チューリップは「良い製品を使って、良いものを作って欲しい」と考えてブランドを作っています。代理店の人すべてが『針』に対して思い入れがあるわけではないので、チューリップブランドの価値を伝えるのは大変ですが、しっかりと向き合ってブランドの良さを伝えるようにしています。
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Q チューリップは他のブランドと比べてどんなところが高品質なのでしょうか?
A 折れにくさと使い心地が抜群に良いです。「曲がりにくくよくしなる最高の布通り」と評価されています。また、安全にも徹底的に配慮しており(バリがない等)、縫いやすいと評判です。検査針でも同様で、0.1㎜にも満たない針に精密な加工がされており、不良率も非常に少ないです。おそらく業界でクオリティチェックをここまでやっている会社はないのではないと思います。
Q 業界内での評判も高いのでしょうか?
A そうですね。たとえば学校教材にも当社の針が多く取り入れられております。品質や安全性を評価いただいての結果だと思います。
Q 家庭科の授業で使う裁縫セットですね!教材として選ばれていることが品質の高さを物語っていますね。自分が販売する製品に自信を持ってお勧めできるのは嬉しいですね。
A はい。お客様から感謝されることが多いのは営業として嬉しい限りです。また、お客様の話を聴きながらさらに製品を良くしていけるのは、メーカーとしての醍醐味ですね。
Q 営業として働きたい方へ分かりやすく教えていただきたいのですが、海外出張の頻度はどれくらいですか?
A 年によっても違いますが、今年は5回程度渡航します。2~3カ月に1度程度です。
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Q 全ての営業希望者が海外へ行くのでしょうか?
A いえ、全員ではありません。営業一課が国内。営業二課が国外。というように、課が分かれていますので、面接時の希望によって考慮されます。海外営業を経験してみたい方は、ぜひ私がいる営業二課を希望してみて下さい。一緒に働きましょう!反対に、国内のみで活躍したい方も歓迎しておりますので、面接時に話してみて下さいね。
Q 今後会社で取り組んでいきたいことについて教えて下さい。
A 個人的には、世界各国のチューリップ販売店をつなぐネットワークを作りたいです。現在は私たちだけが各国の会社とつながっています。どういう形にするかは模索中ですが、各国の会社同士のつながりを作ることで、チューリップブランドの良さをより浸透させていきたいです。
Q 最後に今後入社される方に一言お願いします!
A メーカーならではの醍醐味が楽しめる仕事です。広島針の良さやチューリップブランドの価値を広げていける方と一緒に働けるのを楽しみにしています!
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Story‐来歴‐
チューリップの市場をさらに拡大させた検査針関連の部門を確立。
大手石油化学プラントで研究職をしていた経験を活かし、電子部品関連の検査針生産の支柱となり、高精度な製品作りに貢献。
新工場の立ち上げにも携わり、現在は新工場にて電子部門のスタッフ育成にも邁進。
Interview‐インタビュー‐
Q そもそも検査針と手芸針はどのように違うのでしょうか?
A 例えば電子機器に使う検査針サイズは手縫いで使う針のおよそ1/10。目では見えないレベルのサイズです。ミクロン単位の世界なので高性能の顕微鏡を使って製品の製造や検査をするので手芸部門とは全く別の作業工程になります。
Q 検査針関連の部門ができたキッカケはなんだったんですか?
A 社長が仕事を取ってきちゃうんですよ(笑)。当時お客様からニーズを聞いていくうちに「検査針の需要がある!うちでやろう!」という流れになりまして、前職で研究職をやっていた僕が技術開発として電子部門を引っ張っていくことになりました。
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Q 元々研究職をされていたんですね。
A はい。石油化学プラントで研究職をやっていました。入社当社はそのスキルが少しでも活かせればいいなと思っていたのですが、電子部門を強化していく中でその経験が活きたので良かったです。
Q 電子部門を確立するのに苦労したことはありますか?
A 社長がめちゃくちゃ営業ができるので、世界の大手からも仕事を取ってくるんです。なので世界を相手に『他の企業に負けない製品作り』という所にプライドを持ってとにかく食らいつく!という感じでした。世界の製品は大雑把な物も多いですが、チューリップの強みは広島針の伝統技術をベースにした精巧さ。その精巧な技術をミリ単位の電子の世界にどれだけ反映できるかの勝負でしたね。研究職としての経験や技術があったからこそできたと思います。
Q 今では検査針関連の部門の売上高が半分以上と聞きました!
A おかげ様で電子部門でもチューリップブランドを確立することができました。この新工場は電子部門をさらなる強固なものにするために設備や環境にこだわったので、これからさらにパワーアップしていく予定です。
Q 設備や環境のどの部分に特にこだわったんですか?
A 社外秘なのでお見せすることはできないのですが、他社にはないような精密機械がたくさんあります。これはチューリップの強みでもあるのですが、金型から量産設備まで自社の技術開発課で独自開発しています。だから他にはないような設備がたくさんある。そして厳正に管理されたクリーンルームを設置することで高精度な製品を安定した品質でお届けできる体制を作りました。
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Q 自社で製造装置・金型の製作までできるのはすごい仕組みですね。他にもこだわった部分はありますか?
A 従業員の働きやすさにもこだわりました。空調管理や休憩室・更衣室など。女性も多い職場なのでこだわりました。あとは近隣住民の方々との関係づくり。地域の方からも愛される企業でなるために地域行事や定期清掃、草刈りなど積極的に参加しています。今では「チューリップさんが来てくれてよかった」と言ってもらえるような関係ができていて嬉しいです。
Q 最後に今後入社される方に一言お願いします!
A 針の製造と聞くだけではどれだけ最先端の技術を扱っているか、なかなかイメージできないと思います。研究者魂がくすぐられるような設備や技術をたくさん取り扱っているので興味のある方はぜひ一緒に働きましょう!
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Story‐来歴‐
現在の手芸部門の生産体制を作り上げた立役者。
技術職3名、品質管理1名、営業1名という少数精鋭の時代に入社、ほぼ全てのポジションを経験し、多角的な視点でお客様も従業員も満足度の高い生産体制・職場環境づくりに貢献。現在は育成に力を入れる、部下からの信頼も厚い工場長。
Interview‐インタビュー‐
Q この工場では何を作っているんですか?
A 加計工場は手芸部門の製造を行っています。家庭科で使う待針はほとんどがチューリップで製造されているので手芸に縁がない方でもうちの針に触れたことがあると思いますよ。
Q そうなんですね!実際に針を見せてもらってもいいですか?
A ぜひぜひ。チューリップの針はほどよいしなりがあって、曲がったり折れたりしにくいんです。布通りもいいので長時間の針仕事でも手が疲れにくいのが特徴です。
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Q 本当ですね!すごくしなるのに折れないんですね。この針を生産するベースを迫さんが作り上げたと聞きました。
A いえいえ、僕が1人で作ったわけじゃないんですよ。生産体制を整えるまでにたくさんの人に協力してもらったし、広島針の伝統技術があったからこそ実現できました。
Q 広島針の歴史は300年以上あるんですよね。その技術を引き継ぐために苦労したことはありますか?
A 僕が入社した頃はまだ技術職が3人しかいなくて機械の立ち上げから全部自分でやるしかなかったんです。社長が営業でどんどん受注してきちゃうのでとにかく生産体制を整えなきゃいけなくて(笑)
Q 機械の立ち上げからやられていたんですね!その知識は元からあったんですか?
A 実は元々大手の自動車メーカーで生産技術に関わっていたので、その経験を活かしました。決まった物を作っていた大手企業と違って、チューリップでは新しい物を作らないといけなかったのでそこは苦労しましたね。
Q 具体的にどんな部分に苦労しましたか?
A 広島針の伝統技術を残しつつ量産体制を作りたかったので、その体制を完成させるまで試行錯誤の連続でしたね。海外からの受注も増えて要望も色々出てくるようになったので、お客様からのフィードバックも踏まえて生産しないといけないという状況もあり。伝統技術の継承とバランスを取るのが大変でした。
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Q その苦労を乗り越えて今のチューリップ製品があるんですね。今は何か、力を入れていることはありますか?
A おかげさまで生産体制は整ったので、今は育成に力を入れています。従業員には会社のことを好きになって欲しいし、自分の仕事に誇りを持って欲しい。そのために皆と話す時間をなるべく取るようにしています。相手の話を聴いて、一緒に目標を設定して、その達成に向けて一緒に計画を立てる。ガチガチのマニュアルで仕事するのではなく、やりたい事に挑戦できるような環境づくりに今までこだわってきたので、その想いはしっかり受け取ってもらっていると思います。
Q 最後に今後入社される方に一言お願いします!
A 針ができるまでにはたくさんの工程があるので、あなたの得意なことが活かせるポジションがきっとあります。ぜひ一度見学へ来てみてください。スタッフ一同お待ちしております。
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Story‐来歴‐
自社開発の製造装置・金型の製作から機械の設置まで全て行うチューリップにて25年間機械製作に携わってきた技術開発部の重鎮。修理で関わったモノも含めると自社工場にある全ての機械に携わっている。長年のスキルだけでなく展示会など定期的に新しい技術をアップデートすることにも余念がなく、現場からの信頼も厚い。現在も新プロジェクトの実現に向けて新しい機械を制作中。
Interview‐インタビュー‐
Q 自社で製造装置や金型の製作までやるのは普通のことなんでしょうか?
A いや、なかなかないと思いますよ。チューリップの強みだと思います。大変な部分でもあり、面白い部分でもありますね。
Q 面白いと思うのは具体的にどんな部分ですか?
A 自分が頭の中で考えたモノを設計して、形にしていく。最終的には現場に設置して動作の確認。工場で動いているところまで見れるっていうのが面白いし、現場の声が近くで聴けるのも貴重ですね。
Q 現場からはどんな声が届きますか?
A 「効率が上がった」とか「良い製品が作れるようになった」とフィードバックをもらいます。実際に使ってみた人からの意見はやっぱり嬉しいですよね。多分、こんなに近くで生の声を聴ける技術開発の仕事ってなかなかないんじゃないかな。
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Q 逆に大変だと感じるのはどんなところですか?
A たとえば手芸針だけでも30以上の製造工程があって、とにかく機械の種類が多い。さらに電子部門もありますからね。開発依頼や修理依頼など仕事には困りませんね(笑)
Q 新しい物を開発し続けるのに意識していることはありますか?
A アップデートを止めないことですかね。前職でも金型の製作をやっていたので30年以上この業界にいますが、今ある技術に満足しないで定期的に展示会やお客様の声を聴きにいって情報をアップデートしています。
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Q 常にアップデート、かっこいいです。それ以外に大事にしていることはありますか?
A 技術開発部としては、『それぞれの得意を活かして良いモノを作り上げる』という事を大事にしています。機械が得意な人、電気が得意な人、カメラの知識に長けてる人…それぞれのプロと連携して協力しながら作業を進めています。
Q みなさん得意な分野が色々あるんですね!それぞれの特性を活かせる職場ということでしょうか。
A はい。最近だとカメラ好きなスタッフが既存の機械に最先端のカメラを取り入れて、画像認識できる仕組みを作りました。自分のこだわりや好きなものを組み込んだオリジナルの機械を作れるのもこの仕事の魅力だと思います。
Q 最後に今後入社される方に一言お願いします!
A 全くの未経験からでもできる事があります。0から10までと言わず、0から20までしっかり教えてサポートするのでぜひ一緒に働きましょう。